utanariについて


日本の定型詩、とくに上代から中古、中世の和歌をまとめたデータベースです。

洗練された古典美と格調高いインターフェースの統合を目指します。

 

部立て

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春夏秋冬に加えて、恋、哀、旅、雑の八部に分かれています。

その他の分類(賀歌、離別歌など)は内容に応じて上記の分類に振り分けています。

 

参考文献

『古今和歌集』久曽神昇訳注(講談社学術文庫)

『新訂 新古今和歌集』 佐々木信綱校訂(岩波文庫)

『藤原定家歌集』佐々木信綱校訂(岩波文庫)

『和漢朗詠集』川口久雄訳注(講談社学術文庫)

『やまとうた』 http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/

『トロント たきのおと会 新古今和歌集』 http://www.karuta.ca/koten/koten.html

 

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惜しめどもとまらぬ春もあるものを
いはぬにきたる夏衣かな

惜しめどもとまらぬ春もあるものをいはぬにきたる夏衣かな

素性法師 – 新古今和歌集 176

 

行かないでくれと惜しんでも留まってはくれない春があり、来てくれと言いもしないのにやってくる夏がある。しょうがなく衣替えをした。

※「(夏が)来る」と「(夏の衣を)着たる」が掛けられている。

風ふけばよそに鳴海のかた思ひ
思はぬ波に鳴く千鳥かな

風ふけばよそに鳴海のかた思ひ思はぬ波に鳴く千鳥かな

藤原秀能 – 新古今和歌集 649

 

風に流され、遠く離れてしまった身となって、鳴海潟を偲びながら、見知らぬ波間で鳴く千鳥よ。

※「よそになる身」、「鳴海の潟」、「片思ひ」がそれぞれ重ねられている。

晴るる夜の星か川辺の蛍かもわが住む方に海人のたく火か

晴るる夜の星か川辺の蛍かもわが住む方に海人のたく火か

在原業平朝臣 – 新古今和歌集1589 (伊勢物語 第八十七段)

 

あの光は、晴れた夜の星だろうか、川辺を舞う蛍だろうか。それとも、私の住む芦屋の里で漁師たちが焚く火だろうか。

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