utanariについて


日本の定型詩、とくに上代から中古、中世の和歌をまとめたデータベースです。

洗練された古典美と格調高いインターフェースの統合を目指します。

 

部立て

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春夏秋冬に加えて、恋、哀、旅、雑の八部に分かれています。

その他の分類(賀歌、離別歌など)は内容に応じて上記の分類に振り分けています。

 

参考文献

『古今和歌集』久曽神昇訳注(講談社学術文庫)

『新訂 新古今和歌集』 佐々木信綱校訂(岩波文庫)

『藤原定家歌集』佐々木信綱校訂(岩波文庫)

『和漢朗詠集』川口久雄訳注(講談社学術文庫)

『やまとうた』 http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/

『トロント たきのおと会 新古今和歌集』 http://www.karuta.ca/koten/koten.html

 

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窓近き竹の葉すさぶ風の音に
いとどみじかきうたたねの夢

窓近き竹の葉すさぶ風の音にいとどみじかきうたたねの夢

式子内親王 – 新古今和歌集256

 

窓辺の竹の葉を揺らす風の音で目が覚めた。夏の夜に、ひときわ短いうたた寝の夢だった。

※李白「風の竹に生る夜窓の間に伏せり」(白氏文集、和漢朗詠集151)を本説とする。

忘れずよまた忘れずよ瓦屋の下たくけぶり下むせびつつ

忘れずよまた忘れずよ瓦屋(かはらや)の下たくけぶり下むせびつつ

藤原実方朝臣 – 後拾遺和歌集 707

 

忘れてなどいない。あなたのことを忘れてなどいない。

瓦を焼く小屋の煙にむせぶように、あなたへの変わらない恋心に咽び泣いているのです。

 

※瓦屋(かはらや)が「変わら(ぬ思い)」と掛けられている。

夜もすがら契りしことを忘れずは
恋ひむ涙の色ぞゆかしき

夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき

藤原定子 – 後拾遺和歌集 536

 

あなたが一晩中契りあったことをお忘れでないのなら、死んだ私を恋しがって泣いてくださるのならば――私は知りたい。あなたの流してくださる、その涙の色を。

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